高血圧を放置しないで！産業医からみた健康診断
今日は会社で「安全大会」が開催されました。産業医が話をする場面がそのなかで
あったのですが、高血圧についてでした。
どこの会社も似たり寄ったりのようではあるのですが、うちの会社の全社員の健康診断
の結果を総括すると、高血圧のリスクが高い人やすでに高血圧になっている人が
目立ったようです。
その内容を見ると、「肥満」について、その要観察以上が３５％ぐらいいて、
脂質、つまり中性脂肪値の要観察が２０％、要治療１６％、
これも３５％以上いて、そこが目立ったようです。
脂質異常や肥満を抱える人は内蔵脂肪が多く、それが高血圧を招く原因なのだとか。
高血圧を放置すると、動脈硬化が進行、脳梗塞や心筋梗塞がおこる可能性が
高まるということです。
日本人の４人に１人が心疾患、脳血管疾患で死亡するというデータが実際あります。
がんで死亡する人が３０％ぐらいで１位。これに次ぐ多さだそうです。
血圧が１８０以上の人は１２０以下で正常の人の１８倍死亡する可能性が高まる、
というデータもあります。
高血圧を予防、あるいは抑えるためには、肥満、脂肪を抑えていくということが
本当に重要と産業医は言っていました。
脂質を抑える楽な方法があれば、そういうところからでもやっていきたいですね。
