中性脂肪値９００！これって、ヤバいですか？
今までで一度だけ、私は、健康診断で中性脂肪値９００の結果を
もらったことがあります。
血中中性脂肪の正常範囲は３０〜１４９。
この結果に、当時の会社の産業医は私を呼び出し、忠告をしました。
「あなた、３５歳でこの数値はダメです。このままだとあと数年で
死んでしまうかもしれませんよ・・・。」
忠告というよりは余命宣告。無理もない、まだ３５歳でしたからねぇ。
その産業医はお世辞にも名医とは言えない、手術経験も治療経験も
乏しそうなお医者さん。そんなお医者さんでさえ余命宣告するほど
ですから、９００というのは相当クリティカルな数字なのでしょう。
でもこの数値はその後の再検査で間違いだと判明しました。
採血の際、私の血と誰かの血を間違って入れ違えてしまったようです。
再検査の数値は１ケタ下がって９０。超のつく正常値です。
９００の数値をみた産業医さんはこういっていました。
「あなたの血はいま、ドロドロのはずです。脂肪で多分その色は
真っ白。脂肪肝と言って、肝臓もその中は脂肪で埋め尽くされている
と思います。血管が詰まることで脳梗塞や心筋梗塞にもなるかも。」
無理もありません。中性脂肪値は、１５０〜２４９が「要観察」、
「要精密検査」の２５０以上で糖尿病や動脈硬化や脂肪肝などが
充分ありえるレベルです。
それを軽く超えていますからね。医学の知識がなくても「ヤバイ」
くらいはいえると思います。
もしもあなたが不運なことに９００超えの数値が出たなら、今すぐに
することは、食事、生活習慣、運動など、すべての面を見直すようにし、
医者にも相談することです。ホントに「ヤバイ」ですよ。
