健康診断で中性脂肪値を検査するときに知っておきたい常識?
会社の健康診断などで血液検査を受け、その結果中性脂肪値がオーバー。
今まで何ともなかったのにどうして急に?とあわてていらっしゃる方、
結構多いようですね。
例えば、前回の中性脂肪値が40くらいだったのに、今回いきなり165に
なったとか。体形や食生活がそんなに変わったわけでもないのにどうして?
・・・こんな感じです。
あなたももしかして、今回初めて数値がオーバーしたのですか?だとしても
まずはあわてずに。
サラリーマンを20年以上続け毎年健康診断を受け続けてきた私自身も数年前
まで知らなかったことがあります。まずはそれを確認してくださいね。
それは何か?
「空腹時に血液検査を受ける」
ということです。
もしかして、食事をして1、2時間で検査を受けませんでしたか?
血液中の中性脂肪値は、血糖値と同じく、食後に上昇する数値なのです。
以前までは、食事をしてからそれなりに時間が経っているか、それとも
朝食を抜いて検査していませんでしたか?
私自身も、数年前初めて中性脂肪値がオーバーしたので、「ああ、オレも
ついにメタボ世代入りかぁ・・・。」と思いながら近くの病院に再検査に
行きました。
再検査の結果は、中性脂肪値90。全くの正常値でした。
病院の先生から言われました。「食後に検査したのではないですか?」
「はい。」
「血液検査は食後にするものではありません。空腹時に検査するのが常識
です!食後にしたらヘンな数値が出るのが当たり前です!」
と、おしかりを受けてしまいました。
ちゃんとした会社なら、「健康診断の前は食事を抜いて受診するように」
という指導が社員に伝えられるのですが、そういうお知らせを何一つ
しない会社も多そうです。
まずは今後、空腹時に検査を受けるようにしてみて下さい。これから再検査に
いくのでしたら、ぜひ朝食抜きでのぞんでください。水分は摂ってもOKです。
結果が良ければそれでOK。ダメだったらそこからお医者と一緒に対策を
考えていくようにしましょう。