中性脂肪値(TG)が高いと発症しやすい病気とそのリスクとは?
中性脂肪値(TG)が高いと発症しやすい病気には
どんなものがあるのか?そしてどんなリスクがあるのか、
それを少し調べてみました。
5つほど挙げられるようです。それは、
@動脈硬化
A脂肪肝
B間歇性跛行症(かんけつせいはこうしょう)
C心筋梗塞
D脳梗塞
上記の5つです。
@、A、それからC、Dについては聞いたことがあるし、
どんな病気かだいたいわかるという方も多いと思います。
しかし、Bの間歇性跛行症(かんけつせいはこうしょう)って、
どんな病気なの?ちょっと耳慣れない人が多いのではと思うので
これについて少し書いてみようと思います。
間歇性跛行症とは、症状としては、5分あるいは10分程度歩くと
足が痛くなり、しびれや脱力を覚えて歩行困難になるというものです。
しばらく休憩すると元に戻り歩けるようになります。
でもまた歩き出すとまた痛くなるという病気です。
「間歇(かんけつ)」という言葉の意味は、一定の間隔をおいて
起こったりやんだりすること。
歩き続けると痛くなり休むと元に戻るをくりかえすという病気です。
原因は大きく2つあるといいます。
加齢により腰椎などが変形して神経が圧迫されることで
脚に痛みが走る場合と、動脈硬化によるものとがあります。
動脈がゆっくりとした経過で詰まったりすると、
周りの別の血管が自然に発達して太くなり、
バイパスの役割をになうようになります。
安静時はそれで何とか血流を確保できているのですが、
歩くなどの運動をしたときには安静時の何倍もの血流が必要になり、
バイパスだけでは充分な血流を確保できません。
その状態で歩き続けると、筋肉が虚血状態(血が足りない状態)になり、
痛みが生じるのです。
中性脂肪値が高くなり、動脈硬化が進行することで、要するに脚への
血流が悪くなることでこの病気は起こるのです。
この状態がさらに進み、足の血流が悪化すると、足が壊死してくるなど、
「切断」のリスクにまでつながります。
やはり、日頃からの血流改善の取り組みは重要といえますね。
動脈硬化あるいは高血圧気味の方、特に注意をしてくださいね。